kojima

水便が射出する-1

床の中で肛門に膨満感を感じてトイレに立った。大便は勢いよく射出して全てが水様であることを知った。電気をつけてみると便の色だけが付いている水様便であることが分かった。時刻は5時15分を指していた。

昔、痔の手術を受けて肛門の括約筋の三分の一を失っているので、時に締まりが崩れ粗相することがある。よく肛門の異常に気が付いたものだなと思いながら再び床に入った。その後1時間半くらいおいてトイレに立ったが同じような水様便であった。
起床して洗面した後も水様便は止まることがなかった。この日は午後からお通夜に出かけるので色々と用事があり、取り合えず薬剤師のいる薬局に行って相談してみることにした。この時まだ自分の身体が陥っている状況が何なのか分からず、まして下痢とは思えなかった。私は下痢をほとんどしたことが無く、軟便があっても1回限りのことが多くそれが続いた記憶は無かった。下痢止めを買ってきてはといわれ、下痢止めとしてすぐに浮んできたのはセイロガンであったが、今まで飲んだことがなかったので下痢止めを飲んでこの水様便を止めてもいいのか分からなかった。
薬剤師は身体の何処も痛くなくただ水様便がでるというのは、便を作る細菌が水に流されて失われてしまったからであるといった。だから失われた細菌を元通りに戻さなければならないという。それには乳酸菌を増殖させるための薬が良いと言って「宮入菌」主体の薬・ミヤリサンAを出してきた。帰って6錠飲んでください、食事は腸を刺激しないようにポタージュが良いでしょう、しかしコーンの場合には粒々が入っていないものを選んでくださいといった。帰りにスーパーでカボチャのポタージュを買った。家に帰るとポタージュを匙ですくって飲み、ミヤリサンAを6錠飲んだ。
午後から小型ホカロンを下腹部に着けお通夜に出かけたが水分と食事はほとんどとらなかった。少し元気が出ない身体になっているのを感じていた。
この水便になった原因は何だろうかと考えていたが、はっきりとして原因は見つからなかった。前日に寒い部屋にいたこと、風呂から出てきてパジャマのまま靴下も履かずパソコンを操作していたこと、身体が熱くてパジャマの上着を脱いだまま1時間以上いたことなどだろうと思った。
posted at 22:20:00 on 2006-01-14 by kojima - Category: ノロウイルス TrackBacks

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