kojima

イタリアントマトで本を読む

「生物はなぜ5000年も生きるのか」を読んで、気になったところ。
「それまでの単細胞生物は、自分と同じ細胞を次々と複製していました。出来た細胞は自分と全く同じ遺伝子を持っているので、どちらも自分自身です。」ここがすごい。単細胞生物はつまり何処までも何時までも自分自身だというのである。

「「個体」とは同じ遺伝子を持った細胞の集団といえるので、単細胞生物の個体の死とは、分裂した細胞集団すべてが死ななくてはなりません。しかし、一部が事故で死ぬことはあっても、すべてが死ぬということはまずないでしょうから、有性生殖を行わない生物は実質的には不死だったのです。」ここもすごい。単細胞生物は分裂が続いて細胞の集団をなしているかぎり、その集団がすべて死滅しないと個体死はなかったというのである。つまり死なないから不死だったというのである。
そして次ぎには 「性の起源」 の神秘に迫らねばならない。
posted at 22:56:46 on 2004-10-18 by kojima - Category: 散歩で思う TrackBacks

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