kojima

元町通りと法政通り

サンロードアーケードの中のエクセルシオアーの2階の窓から、元町通りは目の下真正面に望める。突き当たりの東急のビルが見え、途中右には伊勢丹に通じるFFビルの入り口が見える。目の下はサンロードと元町通りの角になっていて、ここから見ると左角に三浦屋が見える。
元町通りに人出は絶えない、いつ見てもいつまで見ていても飽きない。人々が行き会っている景色は2度と同じ景色にはならない。刻々とすべて違う景色なのである。

吉祥寺通りあたりからの帰路には、五日市街道から石屋の角を北に曲がり、最初の角を右に曲がって突き当たりの法政通りに出ることが多い。
法政二高が出来る前には武蔵野美術学校があって、この通りは美術学校の学生の通りであった。やがて法政二高が出来てまたしばらくして法政通りになっていたのである。
ときどき学生に出会うことがあるが、すれ違って記憶には残らない。記憶に残るのは非常にわずかな出来事だけで、圧倒的に忘却されてしまっているのである。記憶とはただ忘却されなかった一片に過ぎないのである。
posted at 23:06:54 on 2004-11-06 by kojima - Category: 散歩で思う TrackBacks

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