kojima

第３小学校前の道を歩いて井の頭通りを横切り、１っ本西の道に入って神田川に向かった。江戸氏の屋敷前を通り神田川に降りて遡った。


ここで久しぶりに遊速歩で歩いてみた。腰の動きを前方に向けて移動させて止まらせず、両足に載せて運ぶという感じの歩き方で、遊速歩というのは私が名付けたものである。池北岸の舞台広場に来た頃、身体が温かくなってやや汗ばむのを感じた。
身体に任せてただ歩くこの遊速歩は、しばらくの間でも無心になれるところがいい。今日は雨に濡れている地面を見ながら、水たまりや泥濘を避けて左右にひらひらと揺らぎながら歩いた。パープル通りを上って武蔵野公会堂と水口産院のあたりにきて、靴の中の足が充分に重たくなっているのを感じた。
交差点でぼんやりと信号が変わるのを待っているのも、今日は気分が良かった。