kojima

武蔵野大学の銀杏とキンモクセイ

武蔵野大学を入って右の建物にそって歩き、左側にベンチのある芝生を見て進むと数本のイチョウの大木に出合う。
イチョウの大木の下にはダイダイ色のギンナンの実が散り敷き、拾われた形跡は全くない。

1週間前に来た時も、そのまた1週間前に来た時にも同じ状態でギンナンの実は地面に落ちていたのであった。
建物を回って更に奥に進むと、金色に輝く花をつけたキンモクセイの大きな木が現れてきた。剪定されたことのない木は四方に枝を悠々と伸ばしていて、串についた団子のようにダイダイ色の花の塊を枝に付けて人目を引いていた。
中国からはるばるやってきたモクセイはみな雄花だということを思い出した。だからモクセイは挿し木で日本中に増やされていったのであろう。枝をもって日本中に花を咲かせていった先祖たちのことを少しばかり考えてみた。先祖たちは金と銀のモクセイの花がきっと大好きだったに違いない。
posted at 21:29:59 on 2004-10-06 by kojima - Category: 散歩で思う TrackBacks

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